2006年11月 6日 (月)

自転車事故

それは暗い夕方6時頃に起きた。スーパーの近くの歩道を走っていた自転車の横っ腹に、もう一台の自転車が衝突したのだった。当てられた自転車には中学生位の男子が乗り、当てた自転車は70ぐらいの年輩のご婦人だった。当てた方は横倒しになり、野菜や雑貨の入ったビニール袋が何個か荷台から勢いよく歩道に転がって走った。当てられた自転車は、何ごともなかったかのように止まった。学生の自転車が目前に迫っているのに、ブレーキが間に合わなかったのだろうか。老婦人は、あああ・・と言いながら、そのままドンって,ありがちだが。

丁度、駐輪場からバイクを押しながら出ていった私の眼前で起きた。直ぐさまバイクを置き、飛んで行ってご婦人を抱きかかえた。が、抱き起こせないのだ。重過ぎるのだ。背から体に手を回してもとどかない。寒い時期でもあったので、着ぶくれしているようだ。半身起こすのが精一杯だった。いいですぅ、いいですぅ、とご婦人は恥ずかしがりながら自力で起きあがろうともがいた。やっと起き上がったので、自転車を立て直してあげ、荷物を積み直すと押しながら姿を消した。外観からは怪我の程度は全く不明。打ち身でも無ければいいが。

時間が掛かり過ぎたように思えたが、多分、全ては一瞬だったのだろう。

このときふと感じたのだが、誰~れも手助けしようとしないのだ。買い物の時間帯だったので大勢いたが、只見守っているばかりだった。もとより当てにはしていなかったが、寂しいものを感じた。大怪我だったら様子は違っていたかも知れない。大方、世の中ってこんなものなのだろう。

失敗したのは、関係者である中学生を巻き込んで、手助けさせるべきだったのだ。ただ、ぼーと立ちすくむ子に、もう大丈夫だからと安心させて立ち去らせてしまった、妙な大人芸に後悔する。すいません、大丈夫ですか?と寄って来るべきだったし、そうさせるのが大人なのにだ。

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